カードローン利用の注意

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近年、カードローンを使用されている方が増加傾向にあり、「金融RADAR」によると、過去1年間に銀行カードローンを利用した人は3.8%で消費者金融を利用した人の約3.5倍だったことがわかりました。

日本中央銀行による「マイナス金利」による政策を打ち出したことで、金利が低くなり、消費者金融から銀行系カードローンに利用をシフトされる方が大変多くなったかと思います。消費者金融系は法律によって規制(年収の3/1以上は融資してはいけない)があるため、高額な融資は受けることができない。銀行系は、貸金業法による規制対象外となっているため、無担保でお金を借りられるカードローンを開始しました。

しかし、現在、自身の返済能力や年収を超えた借入をしてしまった結果、自己破産に陥ってしまったという方が後を絶ちません。

一番利用が多いとされている、200万円以下の金利は約10〜14%に設定されています。こちらの金利の数字を見ると、消費者金融系とあまり変わらない金利になっていると思います。生活が苦しいときに、カードローンでお金を借りて補填するという方が多いかと思われる利用者が、度を超えた融資額を返済していくのは、容易なことではありません。

これでは、借金の返済が追いつかず、新たに借入を行って多重債務者になる利用者増加を助長してしまうのは明白な事実です。

金融庁では、規制対象外となっている"銀行系カードローン"で問題となっている、高額融資や審査業務に対して立ち入り調査を行うとの発表を行いました。

こちらは、利用者に対して返済能力・年収等を見て審査が的確になされているのかや、広告による高額融資の利用を促すような宣伝をしていないか等が調査対象とされています。

調査結果によっては、法改正をせざるえないとの発言がありました。そのため、調査内容によっては、銀行は個人利用者に対し「審査のレベルを上げる」「融資額の引き下げ」もあり得るのではないでしょうか。

無担保で使用用途を問わない・低金利のカードローンは、利用者にとって非常に魅力的です。 しかし、身の丈に合った借入でないと自信が破滅するということを改めて考えていくべきではないでしょうか。

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